シヴ山のドラゴン①

このブログの記事3号を書くにあたり、はやくも更新ペースが劇落ちしているので書きたいことははやめに書いておこうと思う。

というわけで、僕のMTG生活において大きな存在であるシヴ山のドラゴンについて今日は書こうと思う。

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シヴ山のドラゴンは僕が始めて手にしたMTGカードである。いや、正確にはMTGカードっぽいもの、である。月刊コロコロコミック2001年9月号に付録としてついていたのがその出会い。後から知ったけど、当時はちょうど基本セット第7版が発売されるころでその宣伝で付録になったらしい。ただ、裏面が通常版と異なり7と書いた謎のデザインであるため正規のゲームでは使用できない。ただ現在となってはその方が珍しいため正規シヴ山のドラゴンよりもはるかに高価格で売られている。

その頃は僕は小学3年生で、コロコロコミックを買いはじめて間もない頃だった。当時の一番の目当てはベイブレードの漫画であり、カードゲームといえばポケモンカードを集めてた、くらいだった。(名作ポケモンカードGBはすごいやり込んでいてルールは知ってたけど、まわりの友達でポケモンカード対戦できるような現物のデッキ持ってる人はいなかったため対戦したことはほとんどない。)

そんな僕に漫画デュエルマスターズが扱うMTGというカードゲーム(よく知られていることだけど、この頃はまだデュエマの漫画はMTGで戦っていた。)は新鮮だった。当時の漫画の展開は、勝舞くんが白凰との決戦の前座として黒城と決闘するというところだった。ラノワールのエルフとかクウィリーオンのドライアドといったクリーチャー入りの赤緑ステロイドを使う勝舞くんに対して、黒城は2ターン目に暗黒の儀式→ファイレクシアの盾持ちキッカー付き、を高速召喚し「速攻の勝舞くんを上回るパワーとスピード!?」とまわりを驚かせる。

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いきなり主人公大ピンチの場面で、どうやって覆すんだ?とすごく引き込まれていった。黒城がキッカーのためにライフを削ったりするスーサイド戦法とか、命をかけて戦ってるような雰囲気、松本しげのぶ大先生の躍動感溢れて迫力満点の画のすべてが小学3年生の僕には過激でハードでかっこよかった。そしてMTGカードのイラストの、リアルでグロテスクで怖くて、でもめちゃくちゃかっこいいところが、もうすごく気に入った。

 

その極みにいたのが、付録として配布されたシヴ山のドラゴンだった。僕は恐竜やゴジラが大好きだったから、このドラゴンのかっこよさにもすぐ惚れ込んだ。生物間あふれてどう猛そうな顔つき、コウモリのようなリアルな羽、そしてなぜかお化けのポーズみたいに下に向けてそろえてるお手々・・・。今巷では「エモい」という表現が使われるけど、この謎の手のポーズもなんか逆にリアルでとってもエモかった。

 

 

今日は眠くなってきたのでここでおしまい。